映画「ラストレシピ」のストーリーを見て料理や和食に興味を持った人も多いですよね。
一言で「和食」と言っても実は数多くの種類があるのをご存知でしょうか?
知らないと驚いた人もいると思いますが、意外とどこかで耳にした事がある種類ばかりだったりします。
ここでは、和食の種類について、それぞれの特徴や魅力をわかりやすく解説していきたいと思います。
和食の種類は大きくわけると4種類
「和食の種類」というテーマの結論から先に述べると、和食は大きく分けると「4種類」存在します。
「本膳料理」「懐石料理」「会席料理」「精進料理」と、見聞きした事がある人の多い種類となっています。
和食の種類の名前を聞いて、聞き覚えがある!という人も多いですよね。
それでは、それぞれの種類の特徴や魅力を解説していきましょう。
本膳料理
「本膳料理」は、和食の起源とも言われている歴史のある料理です。
室町時代に成立した和食の種類で武家によるお客様をもてなす料理となっています。
基本的な形式が「一汁三菜」で、汁物1つになます・煮物・焼き物の3つがセットになります。
1つ1つのお膳に料理を乗せるという形で提供されるのも本膳料理の特徴の1つです。
懐石料理
茶席の前に食べる食事の事を「懐石料理」と呼びます。
食後にお茶会があるので、少量のご飯とお吸い物が提供されます。
先ほどの本膳料理と同様に一汁三菜となりますが、脚のないお膳に料理を乗せるといった特徴があります。
懐石料理には、
・旬の食材を使う
・素材を無駄にせず活かす
・おもてなしの心を大切にする
といった「三大原則」という独自のルールに基づいて料理を作っています。
会席料理
料亭で提供される宴会料理が「会席料理」です。
お酒と一緒に楽しむ種類の和食で見た目が華やかな料理が多いといった特徴があります。
懐石料理と同じ読み方をしますが、厳格な決まりはないと言われています。
他の和食の種類と同じで一汁三菜となりますが、汁物・刺し身・煮物・焼き物が基本となります。
また、それに加えてお通し・揚げ物・酢の物がプラスされ、食事の最後にご飯と味噌汁、お漬物が提供されます。
精進料理
他の和食は「おもてなし」をするために考えられた料理ですが、「精進料理」は仏教の教えに基づいた修行僧が食べる料理となっています。
肉や魚を使ってはいけないといったルールがあり、大豆を始めとした野菜や穀物、果実を使用して料理を作っています。
仏教の僧侶が修行の一環として取り入れる料理ではありますが、一般にも冠婚葬祭やお盆で作られるようになりました。
まとめ
和食には4種類の料理があります。
共通している点があったり、独自の進化を遂げたりとそれぞれの料理には異なる特徴や魅力があります。
気になった料理がある人は、実際に食べたり、作り方を調べたりして楽しんでみてください。