お寿司屋さんで「寿司ネタの漢字が書かれた湯呑」を見た事があるという人も多いと思います。
あの湯呑に書かれた漢字って意外と読めそう読めなかったりしませんか？
今回は、読むのが難しい寿司ネタ漢字をまとめてみました。
この記事を読んだ後、お寿司屋さんに行った時は湯呑の漢字がどれだけ読めるかチャレンジしてみてください。
この記事が面白かったと感じた人は、過去記事「意外と知らない？一流の職人さんはお寿司のネタによって切り方を変えている」もぜひ読んでみてください。
鮪(マグロ)
お寿司の定番で老若男女から人気の高いのが「鮪(マグロ)」です。
有名な寿司ネタなので漢字を読めたという人も多いかもしれません。
マグロは、中心を空けて円を描くように泳ぐといった特徴を持つ魚で、「外側を囲む」といった意味がある「有」の漢字が付けられました。
因みに、マグロと呼ばれるようになった読みの由来は「群れて泳いでいる様子が真っ黒に見える」「目の部分が黒い」等、様々な諸説があります。
鰤(ブリ)
お寿司のネタだけではなく、煮付けでも美味しく食べられる事で人気となっているのが「鰤(ブリ)」です。
ブリの漢字に使われている「師」には「お年寄り」といった意味があります。
ハマチが成長した魚がブリなのでお年寄りと付けられたのかもしれませんね。
また、ブリの旬が冬だという事から12月の別の呼び方である「師走」から漢字を取ったよいう説もあります。
鯑(カズノコ)
ある意味魚ではない鰊(ニシン)の卵である「鯑(カズノコ)」もお寿司さんの湯呑に書かれている漢字の1つです。
簡単な表記である数の子で覚えている人の方が圧倒的に多いので鯑の読めたという人はあまりいないのではないでしょうか？
鯑の「希」は、「晞」を省略した漢字で、この晞には「乾かす」といった意味があります。
ニシンの卵を乾燥させて作る事から、カズノコにこの漢字が当てられたという説があるようです。
また、「希」には「こいねがう」という意味がある事から子孫繁栄の願いを込めて「鯑」になったという説もあります。
鮹(タコ)
お寿司屋さんの定番のネタである「鮹(タコ)」も難しい漢字の1つですよね。
現在はこちらの「蛸」の方が漢字としては一般的ですよね。
実は、お寿司屋さんの湯呑書かれている読めない漢字の1つはタコだったりするんです。
タコは、足が8本ある事から「海に住むクモ」という意味で「海蛸子」で呼ばれるようになりました。
その漢字が省略されて魚へんを使うようになった事で「鮹」になったと言われています。
鰒(フグorアワビ)
高級魚として知られる「フグ」も魚へんを使った漢字があります。
それが「鰒」ですが、なんとこの漢字はフグだけではなく「アワビ」を指す漢字でもあります。
元々はアワビといった意味で使われていた鰒の漢字ですが、「フク」と音読みするようになってからフグを表す漢字として使われるようになりました。
まとめ
今回は、お寿司屋さんで見かける湯呑に書かれている読むのが難しい寿司ネタ漢字の中から面白いと思った漢字を5つ紹介しました。
すぐに使える豆知識なのでお寿司屋さんに行った時にちょっとした自慢とした披露してみてはいかがでしょうか？
